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【開発事例】フィルム状極薄湿度センサを、山形県工業技術センター様との共同研究により、開発しました。


 櫛形電極上に、湿度に反応するセルロースナノファイバー(CNF)を印刷することで、空気中の水分量に応じて抵抗値が変化します。これを湿度に換算することで、湿度センサとして機能します。湿度30~95%Rhでの抵抗値変化は10,000倍です。

 湿度センサ以外の櫛形電極の応用としては、二酸化炭素センサやバイオセンサなどへ使用することができます。

印刷湿度センサの応答性

 ボトル内は、80%Rhの湿度に保たれています。こちらの環境下に印刷した湿度センサと市販の湿度センサを入れ、応答性の確認を行いました。市販の湿度センサに比べて、印刷湿度センサの方が反応が速いことがわかります。

 駆動回路の設計からアプリ表示は、山形県工業技術センター様に協力いただきました。

印刷センサ製造の歩留まり

Roll to Roll印刷で電極と感湿膜を印刷した湿度センサ1,000個を、社内測定器で評価しました。湿度換算値より±5%Rh以内の良品率は、80%Rh以上でした。

左図湿度センサは、ECサイトで販売しております。


湿度センサ 出荷前評価装置

 上記湿度センサの評価は、以下のシステムで行っております。