· 

【開発事例】フレキシブル極薄デバイスのインク・フィルム焼成時における縮小率について、評価を行いました。


 インク印刷後にインクの乾燥を行うため焼成を行いますが、印刷したインクに含まれる銀や、フィルムは、乾燥の熱に負けてしまい収縮します。フィルムの耐熱性やパターンなどによって収縮率(収縮の度合い)は変化しますので、ご指定のフィルム・パターンでの評価が必要です。

 下記に示すデータは、フィルム厚み50µmのPENです。インライン測定により、搬送方向の誤差も加算されています。

リピート長計測


パターン計測

10m/minで、四方の距離を測定しました。

 

・測定値のあばれ(最大値-最小値)

  MD方向     ±0.35mm

  TD方向      ±0.04mm

・収縮率

  MD方向     2.21%

  TD方向      2.71%

 

 

 

※MD-G:搬送方向の機械(ギア)側

  MD-O:搬送方向のオペレーター側

  TD-入:幅方向の入口側

  TD-出:幅方向の出口側