· 

【開発事例】フィルム状極薄結露センサを、山形大学様との共同研究により開発しました。【様々な条件下における結露センサ評価 その2】


⑤結露センサの大きさによる影響

<測定条件>

 使用するセンサの未分割状態と2/3分割、1/3分割したものを用意し、各大きさのセンサに0.05mL、0.10mL、0.15mLの水を滴下しました。滴下位置はいずれも中央部です。


<測定結果>

 滴下時、センサの大きさによる周波数の変化に大きな差はありませんでした。これより、大きさが異なるセンサでも水が垂れたときに検知可能です。

⑥結露センサへの振動による影響

<測定条件>

 水とセンサが接触する面積が変わらないようにするため、センサ部全面に水を含ませた布をのせた状態で行っております。今回は、スマホのバイブレーションにより振動を与え、周波数を測定しました。


<測定結果>

 振動による周波数の変化はないことから、機械などの振動があるものに使用することが可能であることが確認できました。

⑦結露センサ部の曲げによる影響

<測定条件>

 水との接触面積が変化しないようにするため、水に含ませた布を結露センサ全面にのせています。この状態で、R=20mm、10mm、6.5mmのロールに巻き付けて周波数を測定しました。

 

<測定結果>

 曲げ半径をR=6.5mmまで変化させても、周波数に大きな変化はなかったことから、センサがゆがんでも、巻きつけた状態でも、結露を感知できることがわかりました。