· 

【開発事例】フィルム状極薄結露センサを、山形大学様との共同研究により開発しました。【結露に至る過程での抵抗値変化】


結露に至る過程での抵抗値変化

<測定条件>

 ペルチェ素子に電圧をかけてセンサ面と反対側を冷却します。これを25℃75%Rhに設定した環境槽内に入れ、徐々にペルチェ素子を冷却し、結露を外観で確認するとともに、抵抗値の変化を測定しました。湿度75%Rh環境下では、22℃になると結露します。

 電圧は3分ごとに0.3Vずつ、1.8Vまで印加しました。

結露発生時の測定の様子

<測定結果>

 ペルチェ素子上の結露センサを観察しました。0.9Vまでは、見た目で結露を確認できませんでしたが、温度変化に応じて結露センサが段階的に抵抗値変化することを確認することができました。また、75%Rhで結露するとされる、1.2Vの電圧(22℃以下)を印加した時点から、結露の様子を確認できました。

 これにより、結露の有無だけでなく、結露しそうという兆候を検知してアラートを出すことが可能となります。