FAQ


薄型フィルムデバイスの材料

Q. 基材はどんなものへ印刷できますか?

 A. PET、PEN等のフィルムや、コート紙等への印刷が可能です。

Q. 乾燥温度と時間はどのくらいですか?

 A. およそ200℃です。0.4秒/mの瞬間焼成のため、耐熱性の低いフィルムへの印刷も可能です。

Q. 銀以外のインクの印刷もできますか?

 A. はい、できます。感湿材料や、絶縁材料、めっきプライマー等、印刷実績がございます。量産用印刷機のため、下記項目に合わせてインクの変更をお願いすることがあります。

  ・樹脂製の版が溶けないような(膨潤率10%以下)溶媒

  ・沸点が140℃以下の溶媒


薄型フィルムデバイスの精度

Q. 線幅線間の精度はどのくらいですか?

 A. 弊社の印刷方式はフレキソ方式です。インクを供給するロールの種類によって、膜厚と線幅線間が決定します。0.4µm厚なら0.1mm、0.8µm厚なら0.3mm、1.2µm厚なら0.5mmです。

Q. 最大膜厚はどのくらいですか?

 A. インクの種類にもよりますが、銀だとおよそ1µm弱、抵抗値は1.0E-5Ω・cmです。

Q. 両面印刷はできますか?

 A. 現状の印刷機に、位置決めユニットがないので、難しいです。専用機を開発するとできます。印刷ユニットが同じ装置にある場合、見当精度は±0.2mmです。

Q. ロール仕上げで、印刷が剝がれませんか?

 A. JIS規格の碁盤目試験で1mm角セロハン剥がれ試験を行い、問題ないことを確認しています。銀の膜厚も薄いので、折っても導通します。


薄型フィルムデバイスの試作費用

Q. 費用、納期はどのくらいかかりますか?

 A. 複数社の複数パターンを同時に印刷する、フィルムデバイス相乗り試作サービスを開始しました。期日までにパターンをいただけますと、パターンを頂いた日より1~2か月で納品いたします。下記サイトに記載以外の材料でのご試作も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


薄型フィルムデバイスの納品形態

Q. シート(数枚の印刷)での試作もできますか?

 A. はい、弊社にはシート印刷機もございます。ロールツーロール印刷機で、研究開発期から量産機でご試作いただけますと、量産時への障壁なくスムーズに市場開拓が可能です。また、納品したロール状フィルムデバイスは、経時変化を確認するための評価用としてもご使用いただけますので、量産機でのご試作をお勧めしております。

Q. 最小ロット数はどのくらいですか? 

 A. ロールは30mからご対応しております。4,5枚のシート印刷も可能です。


薄型フィルムデバイスのパターン

Q. パターンは、どのような形式で送ると良いですか。

 A. イラストレーターのai形式でお願い致します。その他データ形式(Power Point, dxf, dwg)の場合、お問い合わせください。

Q. シームレス、平版の違いは何ですか?

 A. 違いは、印刷するパターンが途切れるかどうかです。納期は、平版は2週間、シームレスは1~1.5か月です。


薄型フィルムデバイスへのめっき

Q. 金属めっきはできますか?

 A. はい、できます。これまでAg上にNi,Cu,Ptのメッキ経験があります。現在は、めっきの下地としてPdを使用した試作を進めています。

Q. めっきをした場合、線幅・線間に変化はありますか?

 A. 線幅・線間はほぼ変わりません。アスペクト比が高くなるため、表面粗さはメッキの方が小さくなります。