TAIYOのフィルムセンサー・アンテナ等の試作開発は、量産を想定した、Roll to Roll印刷機での試作体制です。
性能向上だけでなく、低コスト化にも対応しています。
インク等の材料・化学、印刷のプロセス技術で、フィルムセンサーの試作開発に貢献します。
フレキシブルデバイス(フィルムセンサー・アンテナ等)の膜厚や線幅線間、抵抗値などの目標値、パターン、使用するインクや基材などの御確認をさせていただきます。弊社にもパターンは複数ございますので、まずはお客様のご希望に近いものでお試しいただけます。御指定の基材やパターン等、ご希望がございましたら、御支給品の確認をさせていただきます。
ご予算に合わせて、フィルムセンサーの試作内容を変更可能です。
使用するフィルムセンサーのインクや版、基材等の材料により、線幅線間、体積抵抗率、膜厚等の精度は変化します。記載の条件以外のご要望についても、お気軽にお問い合わせください。
材料 |
版 | 樹脂製 |
基材 |
PET,PEN等のフィルム、コート紙等 | |
インク | 銀インク、感湿材料、絶縁材料、めっき用プライマー等 | |
テストパターン | ベタや評価用パターン(複数の線幅線間や版の彫刻を施したもの)等 | |
精度 | 線幅/線間 | 0.1mm~ |
体積抵抗率 | 銀:1.0E-5 | |
膜厚 | ~数µm | |
乾燥温度 | 約200℃ |
ご希望のフィルムセンサー試作条件で、試作前の確認を行います。
<評価項目例>
お客様がインクを御提供される場合、且つ、インクの調製が可能な場合は、版・基材を弊社からお送りし、インクの調製をお願いする場合がございます。
ご希望の条件に合わせた材料や機械で、フィルムセンサーの試作印刷を行います。
フィルムセンサー開発時の少量試作であるSheet印刷から、事業化時の量産試作であるRoll to Roll印刷まで対応可能です。フィルムセンサーの試作段階からRoll to Roll印刷を行うことで、開発段階で使用されるSheet印刷から量産対応のRoll to Roll印刷へ変更時の条件検討がなくなり、スムーズなフィルムセンサーの量産実証へ移行可能となりますので、初期試作からRoll to Rollでのフィルムセンサー試作をお勧めしております。
印刷機 | Sheet | Roll to Roll | |
基材 | 寸法 | ~140mm×140mm |
幅:~330mm 長さ:100m~ |
種類 | PET,PEN,PI,PP,PE,ガラス,他 | PET,PEN,PI,PP,PE,他 | |
印刷 | 範囲 | ~100mm×100mm |
幅:~290mm 長さ:100m~ |
速度 | 1~20m/min | 10~80m/min | |
インクの沸点 | 高めを推奨(160℃以上) | 低めを推奨(150℃以下) | |
乾燥 | 熱風、ホットプレート | IR(近赤外線) | |
評価 | 膜厚 | (同じ条件のRoll to Rollと比べて)薄い | (同じ条件のSheetと比べて)厚い |
線幅 | (同じ条件のRoll to Rollと比べて)太りやすい傾向 | (同じ条件のSheetと比べて)シャープな再現 | |
抵抗値 | (同じ条件のRoll to Rollと比べて)不安定 | (同じ条件のSheetと比べて)安定 |
■イメージ画像
お客様のご希望のフィルムセンサー条件に合っているか、弊社評価装置で確認を行います。また、フィルムセンサー試作サンプルはお客様に送付し、直接ご確認・評価いただけます。フィルムセンサーの種類によって、貸出可能デバイスがございますので、是非ご利用ください。
フィルムセンサーの膜厚、線幅線間、表面粗さなどを、顕微鏡観察を行い、測定いたします。
フィルムセンサーのの抵抗値を測定いたします。アナログテスターやデジタルマルチメーター、低抵抗計等ございます。
槽内の温湿度を変更して、印刷したフィルムセンサーの抵抗値測定等を行います。温度センサー、湿度センサーとして使用する場合には、センサ特性の評価を行います。
フィルムセンサー用デバイスを、PCやスマホに接続し、teraterm等のアプリを使用して、データを取得できる仕様になっています。お客様のご希望の条件下での簡易テストが可能です。
弊社材料(インク、基材)を使用した試作サービスを行っております。
ご指定の材料での試作も、承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。